いっそのこと、大声で好きだと叫びたい。
許されるのなら今すぐにでも伝えたい。
けれどそれはできない。
できないとわかっていても----わかっているからこそ、好きだと言いたい。
気持ちの全てを出してしまえたらどんなに楽だろう。
好きと言うことを伝えられないことは、なんて苦しいものなのだろう。
気持ちが前にも後ろにも進めない。
「好き」という言葉をのみこんだままで、息がつまりそうになる。
どうして言えないの。
伝えてはいけないと思うの。
自分で自分に聞いている。
理由はわかっている。
嫌われたくない。避けられたくない。また話せなくなるのだけは嫌だ。
そういうことだから。
いまでもこんなに好きなのに。言えない。
(96.4.21)

 

 

   ------なんかそのまんま、って感じの文章。いま見ても。
      この年の6月に相手に手紙を書いた。
      この時期は、言おうか言うまいかものすごく迷っていた頃。
      言えない、とか言いながら、結局は言っちゃったわけですが。
      ――ま、この頃はなんだかんだとまだまだ可愛かったと思う。
(98.5.20)

 

 

 

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